住まいのコラム
さいたま市内の不動産相場についてお伝えをします。
2020年08月07日
さいたま市南区、緑区、浦和区での土地探しから、居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。
今さいたま市内の不動産が注目されています。
都内への通勤の利便性、子育てしやすい住環境がファミリー世代に人気で人口が急速に増えています。
そんなさいたま市内で浦和区、緑区、南区を中心に40年活動する老舗不動産会社くさの工務店には、都内不動産業者様から今回のテーマに関するお問い合わせを多く頂戴しています。
さいたま市内の不動産相場は、確かな経験と見識のあるくさの工務店にお任せください。
多くのお客様また不動産業者様からのお問い合わせをお待ちしてます。
□さいたま市内の土地の価格は?
ではさっそくさいたま市内の不動産相場について解説をしていきますが、
まずはさいたま市内のおおよその相場観を掴むために、2020年1月1日時点のさいたま市内の公示地価をみてみましょう。
参考URL さいたま市の公示地価ランキング
https://tochidai.info/saitama/saitama/
公示地価とは、国土交通省の土地鑑定委員会が各地域の標準地を選定し、1月1日時点の土地の価格を不動産鑑定士による鑑定や調整を経て、1㎡あたりの土地取引の指標的な価格を表したものになります。
つまりこの価格をベースに土地の取引が行われていることになります。
上記公示地価ランキングを見てみると、公示地価が一番高いのは大宮区です。
1㎡あたり平均65万円で1坪あたりは平均217万円、上昇率も高くなっています。
理由は、大宮区の中心地JR大宮駅周辺の商業地域の地価上昇が顕著となっています。
大宮駅周辺は古くは地名の由来となった“大いなるみや”の氷川神社を中心に発展し、現在は鉄道の街として埼玉一の商業地と繁華街で人の往来も多い地域です。
当然に土地価格もさいたま市内一の価格となっています。
尚、駅周辺の商業地と少し離れた住宅地で公示地価にはだいぶ価格差があるので詳しくは後ほど解説します。
2番目は、旧浦和市の浦和区です。
公示地価は1㎡あたり平均45万円で1坪あたりは平均151万円となっています。
JR浦和駅周辺には商業施設が多くあり、また浦和区内の住宅地は住みやすく古くより富裕層が多く人気の立地となっています。
また教育にも熱心な家庭が多く、特に常盤小常盤中学区の住宅地も人気です。
更に浦和高校などの県内屈指の名門校もあるのも浦和=子育て、教育の街のイメージが根強いのです。
3番目は、大宮区の隣の中央区です。
公示地価は1㎡あたり平均31万円で1坪あたりは平均105万円となっています。
特にJRさいたま新都心駅周辺では開発が進んでおり、大型の商業施設“コクーンシティ”や現在建設中の大型マンション“SHINTO CITY”、他赤十字病院や大宮警察署やバス交通広場まで、今まさに街が出来つつある場所です。
完成すれば更に街の魅力が上がり地価上昇が見込めるエリアかもしれません。
という事でまずはさいたま市内の公示地価ランキングをお伝えしましたが、次は各エリアの相場について解説していきます。
□各エリアの不動産相場について
さいたま市内では、JR京浜東北線や上野東京ラインが停車する交通の利便性の高い駅が人気です。
大宮、浦和、北浦和、南浦和、武蔵浦和界隈が比較的人気のエリアとなります。
◆大宮区の不動産相場について
大宮区にはJR大宮駅やJRさいたま新都心駅があります。
大宮駅周辺は、マンションが多く東口には大型のタワーマンションもあります。
2020年7月現在大宮駅周辺での新築マンションの販売はありませんが、供給されれば坪300万弱位で販売されるでしょう。
中古マンションの相場は大宮駅やさいたま新都心駅徒歩10分圏内に絞ると坪260万円~270万円(70㎡換算;5,500万円~5,700万円)が相場となります。
同駅で徒歩10分以上の立地となると、坪230万~240万円(70㎡換算;4,800万円~5,100万円)が相場となります。
また、大宮駅やさいたま新都心駅周辺の土地の取引き相場となりますが、徒歩15分以内で坪110万円~120万円、徒歩15分以上で坪90万円~100万円となっています。
公示地価の価格との違いの原因は、商業地の評価額は住宅地の評価額より高くなっており平均値を大きく押しあげていることが要因です。
◆浦和区の不動産相場について
浦和区には、JR浦和駅や京浜東北線のJR北浦和駅があります。
浦和区は埼玉県の中心地でJR浦和駅周辺には商業施設や埼玉県庁など街は古くより発展しています。
また、近くの別所沼で江戸時代に鰻が採れた事から鰻屋の老舗が多く、キャラクターにもなっていますが“鰻の街”としても知られています。
まずはJR浦和駅周辺となりますが、中古マンションは徒歩10分圏内で坪270万~280万円(70㎡換算;5,700万円~5,900万円)が相場となり大宮駅周辺よりも若干高くなっています。
同駅で10分以上となると、坪190万円~200万円(70㎡換算;4,000万円~4,200万円)となります。
駅から離れるとだいぶ価格差がでてきており、駅に近い立地に拘らならければお得に住宅を取得出来るエリアになっています。
JR浦和駅周辺の土地の取引の相場となりますが、徒歩10分以内で坪150万~160万円、徒歩10分以上で坪90万~100万円となっています。
駅周辺に住宅地が多い浦和駅周辺の方が大宮駅周辺より、土地取引の金額も高くなっています。
次に、JR北浦和駅周辺となりますが電車は京浜東北線のみとなりますが、人気の常盤小常盤中学区は人気があり不動産相場を押し上げておりマンションの共有等も活発です。
そんなJR北浦和駅の中古マンションですが、徒歩10分以内で坪210万円~220万円(70㎡換算;4,400万円~4,600万円)となります。
同駅で徒歩10分以上となると坪180万円~190万円(70㎡換算;3,800万円~4,000万円)となります。
JR北浦和駅周辺の土地の取引相場となりますが、徒歩10分以内で坪130万円~140万円、徒歩10分以上で坪50万円~60万円となっています。
◆中央区の不動産相場について
中央区は大宮区と浦和区の間に立地し、JR埼京線の北与野駅や南与野駅、京浜東北線の与野駅があります。
中央区の中古マンションの相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪220万円~230万円(70㎡換算;4,600万円~4,800万円)、また徒歩10分以上で坪190万円~200万円(70㎡換算;4,000万円~4,200万円)となります。
中央区の土地の取引相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪140万円~150万円、徒歩10分以上で坪75万円~85万円となっています。
◆南区の不動産相場について
南区は、浦和区に隣接しJR埼京線の武蔵浦和駅やJR京浜東北線の南浦和駅周辺が人気となっています。
JR武蔵浦和駅周辺の中古マンションの相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪225万円~235万円(70㎡換算;4,700万円~4,900万円)となります。
同駅で徒歩10分以上となると坪165万円~175万円(70㎡換算;3500万円~3,700万円)となります。
また土地の取引相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪140万円~150万円となります。
JR南浦和駅周辺の中古マンションの相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪220万円~230万円(70㎡換算;4600万円~4,800万円)となります。
同駅で徒歩10分以上となると坪175万円~185万円(70㎡換算;3,700万円~3,900万円)となります。
また土地の取引相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪145万円~155万円、駅から10分以上で坪80万円~90万円となります。
◆北区の不動産相場について
北区は大宮区の北側に立地し、JR高崎線の宮原駅やJR川越線日進駅があります。
中古マンションの相場になりますが、宮原駅と日進駅から徒歩10分以内で坪130万円~140万円(70㎡換算;2,700万円~2,900万円)と大宮駅から一駅ですがだいぶリーズナブルな価格になります。
また土地の取引相場となりますが、同駅周辺になりますと坪50万円~60万円となります。
◆西区の不動産相場について
西区は、荒川を介して川越市と隣接しており、JR川越線の西大宮駅や指扇駅があります。
またJR大宮駅までのバス便エリアとなる所が多くあります。
マンションの取引は少なく、土地の取引相場をご紹介します。
駅から徒歩10分以内で、坪45万円~55万円、駅から徒歩10分以上で30万円~40万円となっています。
◆緑区の不動産相場について
緑区は、浦和区と隣接しJR武蔵野線の東浦和駅と埼玉高速鉄道線の浦和美園駅があります。
近年、マンションは比較的街が新しい浦和美園駅周辺で多く分譲されています。
中古マンションの相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪150万円~160万円(70㎡換算、3,100万円~3,300万円)となります。
同駅で徒歩10分以上となると、坪110万円~120万円(70㎡換算;2,300万円~2,500万円)となります。
また土地の取引相場となりますが、駅から徒歩10分以内で坪95万円~105万円、駅から徒歩10分以上で坪45万円~55万円となっています。
◆見沼区の不動産相場について
見沼区は大宮区の西側に位置し、JR宇都宮線の東大宮駅や東武アーバンパークラインの大和田駅や七里駅があります。
立地としては大宮駅東口までのバス便エリアが多くあり、緑豊かな大型公園や住宅地が形成されています。
中古マンションは、JR東大宮駅周辺での事例のみで坪145万円~155万円(70㎡換算;3,000万円~3,300万円)となります。
また土地の取引となりますと、徒歩10分以内となると坪40万円~50万円、駅から徒歩10分以上となると坪35万円~45万円となっています。
◆桜区の不動産相場について
桜区は浦和区の西側に位置し、JR武蔵野線の西浦和駅があります。
過去1年以内で中古マンションの取引はなく、土地か中古戸建ての取引が中心となっています。
駅からは離れる立地が大半であるので、主要駅までのバス便若しくは車をメインに動く世帯が多く居住する地域です。
土地取引の相場となりますが、西浦和駅や南与野駅が利用できる徒歩10分以内は、坪55万円~65万円、それ以外の地域となると坪35万円~45万円となります。
◆岩槻区の不動産相場について
岩槻区は、さいたま市の西側に位置し雛人形の生産が多く、人形の街として古くから有名な所です。
区内には東武アーバンパークラインの岩槻駅や東岩槻駅があります。
岩槻駅周辺では近年分譲マンションの供給もありますが、過去1年以内に限ると中古マンションの取引はなく、土地や中古戸建ての取引が中心となっています。
土地の取引相場になりますが、岩槻駅から徒歩10分以内で坪60万円~70万円、徒歩10分以上で25万円~35万円となっています。
不動産相場は不動産流通機構レインズ掲載の成約事例より独自に調査をした結果となります
調査条件
〔土地・マンション共通〕 成約事例の算出は2020年7月から過去1年以内の物件
〔マンションのみ〕 築10年以内の物件、広さ60㎡~80㎡
□まとめ
これまでさいたま市内の不動産相場についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
JR大宮駅や浦和駅は交通の利便性が高く街も発展しているので駅に近い立地は高値で推移していますが、
一駅先に行ったり駅から10分以上離れると比較的リーズナブルに住宅が取得できることがおわかりいただけたと思います。
どの立地で住宅を検討したいかのご参考にしてください。