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住まいのコラム

どうなる今後のマンション価格!?物件価格と金利の影響についても

2019年12月20日

さいたま市南区、緑区、浦和区での土地探しから、居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。

 

 

 

 

 

 

 

・マンション価格の中期予測

(一財)日本不動産研究所が、東京23区のマンション価格と賃料の中期予測を発表しました。

 

<日本不動産研究所>http://www.reinet.or.jp/

 

日本不動産研究所は、昭和34年から不動産の調査研究・鑑定評価を行っている財団法人です。

こちらの発表によると、2021年以降のマンション価格は「微減する」という予測になるということです。

2020年のマンション価格は、107.8万円/㎡、2021年は、107.6万円/㎡、2025年は105.5万円/㎡という予測が発表されました。

例えば、70㎡のマンションで想定すると、2020年に7546万円のマンションが、2025年には7385万円になることになります。その差額は、161万円の価格減少となります。

この数字はどのように考えられるでしょうか。

 

・住宅ローン金利の推移

マンション購入において、もうひとつ注視しなければいけない要素が住宅ローンの金利です。

近年は空前の低金利といわれる状況が続いていましたが、ここ数か月は若干の金利上昇が続いています。

例えば、5年後に金利が0.1%上昇してしまっていれば、マンション購入価格が161万円下がったとしても、ローンの総支払額がほぼ同じくらい上昇してしまいます。

それほど金利の上昇は住宅購入において重要な要素なのです。

マンション価格の値下がりを待って、5年後の住宅購入を検討するとした場合でも、現在のお住まいが賃貸だった場合、その5年間は賃料を支払い続けることになります。

仮に、月15万円の賃貸に住み続けた場合、900万円以上の資金を消費し続けることになります。

900万円の資金を投下して、161万円の値下がりを待ち、結果、ローンの総支払額は変わらない、ということになってしまうこともあるのです。

もちろんポイントになるのは、住宅ローン金利の動向です。

5年後も現状の低金利が継続するのであれば、5年後の購入も検討の余地があると言えます。

ただ、金利が上がってしまっていた場合には、待っていた時間と費用が無駄となってしまいます。

 

・マンションの購入のポイントは

マンション価格や金利動向も踏まえた結論は、資産価値の下落しにくい物件を選ぶ、というポイントに尽きます。

日本不動産研究所の中期予測は、東京23区の平均値となっていますが、やはり「駅近なのか」、「新耐震なのか」、「浸水などのハザードリスクはないか」などの要素によって、価格の下落率は変わってきてしまいます。

お住い購入を検討されている方には、現状の低金利の住宅ローンを活用しながら、資産価値の下落しにくい物件を選んでいただくことがベストかと思います。

 

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