住まいのコラム
まず初めにリノベーション物件を内見しましょう
2022年11月28日
さいたま市での不動産の売却・購入から居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。
中古物件の売却の際にリフォームを行っている物件を一般にリノベーション物件とかリノベ物件などと呼びます。
中古住宅の問題点は築年に応じた劣化や元の売主の生活感が残っている点だと言われます。
リノベーション物件はそういった中古住宅ならではの問題点が一新された物件で、リフォームのイメージが湧かない方や現物を見て判断したい方などにお勧めの物件と言えます。
今回は中古住宅購入検討時にリノベーション物件を内見することがお勧めな理由をご説明いたします。
□物件の購入には内見の経験値が必要
不動産購入を思い立ち、インターネットで物件探しをしているうちに、気になった物件を見つけました。早速業者に連絡を取って内見に行きます。
立地もまずます、広さも十分。価格も問題なさそうです。
この方は果たしてこの物件を購入できるのでしょうか。
初めての内見で購入の決断ができないケースが多いです。
比較対象となる情報が不足していて、「この物件が最適である」と決断できないためです。
初めて見る物件がどんなに状態の良い物件だったとしても、この物件で決めて良いのか?というプレッシャーは相当なものです。
物件によって状態がまちまちな中古物件ではなおさらです。
物件購入の決断をするにはある程度内見を行った「経験値」が必要なのです。
□希望条件に当てはまる物件だけを内見すれば良いわけではありません
例えばご夫婦とお子様二人のご家族だと仮定します。
このご家族の場合、将来の子供部屋を想定して最低でも3LDK、できれば4LDKの間取りが欲しいところです。
物件探しを行ってしばらくすると、たまたま条件に当てはまる売り出し情報を見つけました。
早速内見の手配をして、物件の状態が良ければ購入…。実際にはこのようなスムーズな判断はなかなかできません。
ご自身で設定した条件に対する考察が不十分で、「この物件が最適である」と決断するだけの情報が不足しているのです。
比較対象の情報を得るために、必要としているよりも部屋数の少ない物件や、少し狭い物件を見ておくのは、最終的に購入判断を行う際に役に立つのでお勧めです。
同様にマンション高層階を狙っている方は低層~中層も見てみる、築浅を狙っている人は古い物件を見てみるといったように、ご自身で設定した条件から外れる物件を見てみる、という経験が役に立ちます。
□初期段階でリノベーション物件を内見しましょう
当社では物件探しの初期段階でリノベーション物件を内見することをお勧めしています。
理由は中古物件でもリフォームで綺麗な状態になることを実感するためです。
また、最低限実施しておいた方が良いリフォームの内容も把握することができます。
部屋の綺麗さや雰囲気など論理的思考ではなく感性を重視される方は、中古物件はリフォームで生まれ変わることを実感しないと、中古物件を購入する決断が難しいようです。
結果的に程度の良い築浅物件ばかり求めることとなり、お得に購入できるという中古住宅購入のメリットを毀損してしまいます。
見た目や雰囲気を重視する方は物件購入とリフォームをセットで検討するのが現実的な物件購入と言えるでしょう。
もちろんリノベーション物件を気に入ったらそのまま購入を決断しても大丈夫です。
□マンションも戸建ても両方見る
マンションを購入された方が戸建てに住み替えるという事例が多くあります。逆のパターンで当初戸建てを購入された方がマンションに住み替えるというのはまだまだ少ないケースです。
これはマンションの方が戸建てよりも流動性が高く売却しやすいことが大きいのですが、もう1点マンションを購入される方は資産価値重視の住宅購入をされる傾向にあり、価格の折り合いをつけるために広さを犠牲にしがちということも大きな理由と言えます。
購入当初は資産価値重視で、広さはある程度我慢できると判断したものの、家族が増えるとやはり手狭になって広さを求める、といった状況です。
マンションを希望される方はマンションだけしか検討しない方が多いです。また、戸建てを希望される方は戸建てしか見ない方が多いです。
しかし物件探しが長引くとマンション検討者でも戸建てに関心を寄せたり、またその逆もよく起こります。
今、ご自身が考えている物件の条件は状況によって変わるものなので、特に物件探しの初期段階では絶対にマンション、というような決めつけはやめて、広い視野でいろんな物件に触れることがお勧めです。
マンションにも戸建てにもそれぞれメリット・デメリットがあります。
せっかくの住宅購入ですから、1回くらいは条件とまったく違う物件を見てみるのも良いのではないでしょうか。
今回はリノベーション物件を見に行きましょう、というご説明でした。
リノベーション物件は事業者による買取再販物件であるケースが多く、売主居住中の仲介物件に比べると容易に内見をセッティングすることができます。
ご希望であればお近くのリノベーション物件を探して内見の手配を行いますので、お気軽にお申し付けください。
~人生に愛すべき住まいを~
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