住宅地各所にカメラを設置する
規模の大きな住宅地では、住宅地内の何カ所かに防犯カメラを設置し、住宅地内への訪問者をVTR録画するという工夫が生まれています。
といっても、この防犯カメラ、犯人を逮捕するために役立てようと設置されるのではなく、犯罪抑止効果を期待して設置されるものです。
まず、住宅地への入り口に必ず「防犯カメラを設置しています」という看板を出します。
カメラでVTR録画していることを隠さず、むしろ積極的に知らせるというわけです。
これで、犯罪をもくろむ輩に侵入を思いとどまらせる効果が生まれます。
「犯罪が起きたとき犯人を逮捕しやすい」、というより、「もともと犯罪が起きないようにしている」わけで、そのほうが家庭の平和を守る上ではありがたいことになります。
さらに、住宅地全体で警備会社とセキュリティ契約を結び、最初から各戸の玄関と窓に防犯センサーを備える物件が増え始めました。
それだけでなく、警備員が1日2回程度、住宅地内を車でパトロールしてくれる住宅地も生まれているんです。
巡回パトロールが行われる時間とコースは日によって異なります。
それも犯罪を抑止する上で効果的で、住人は心強いサービスとなっています。