バス便利用でも、購入してよい条件は?
バスを使わなければ電車の駅までたどり着けない場所、いわゆる"バス便エリア"は不便です。
しかし、その分、分譲価格が安いのも事実です。
駅に近い住宅と同じ価格で、格段に広い家が手に入ります。
そういった長所もあるために、「便利さを取るか」「ゆとりを取るか」で多くの人が迷うことになるわけです。
割安感があるのは電車の駅ができる見込みのない"ずっとバス便エリア"の物件です。
それを選んでいいのでしょうか?。
私は、「それでも、選んでよい」と思っています。
戸建て住宅であれば、利便性と共に環境のよさや住戸のゆとりも重要です。
環境のよさとゆとりを重視した結果、駅から離れてしまっても、それはそれで正しい選択といえるからです。
ただし、"バス便エリア"の物件を買う場合、いくつかのチェックすべき項目があります。
まず大切なのは、「バスが利用しやすいかどうか」です。
以前に比べて路線バスは利用しやすくなっています。
時刻表どおりに運行されることが多いし、深夜まで便が設定されているところもあります。
そういった「正確で本数が多い」バス便であれば、住んだときの不便さは少ないでしょうから、合格点を与えられるでしょう。
バスの本数が多く、時刻表通りに運行されれば、「駅から徒歩12分」よりも「駅からバス8分徒歩2分」のほうが便利ではないでしょうか。
特に雨の日や猛暑の日はバスのほうが快適です。
そう考えるとバス便の物件も"あり"ではないでしょうか?