住まいのコラム
住宅ローンの種類がたくさんあってどれに決めて良いか迷っていませんか?
2023年05月13日
さいたま市での不動産の売却・購入から居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。
住宅ローンには、住宅金融支援機構など公的金融機関が資金を融資する公的住宅ローンと、銀行などの民間金融機関が融資をする民間住宅ローンがあります。
以前は住宅ローンといえば住宅金融公庫(現住宅金融支援機)融資が主流でした。しかし、この融資が原則廃止となってからは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している「フラット35」などの長期固定金利のものや、一定期間だけ固定金利が適用され、その期間終了後に固定金利と変動金利選択型など、さまざまなタイプのローンが登場しています。
公的住宅ローンには、財形住宅融資や自治体融資などがあり、それぞれ特徴が異なるため、個別に金利の種類や返済期間、物件の条件、申込資格などを確認する必要があります。また、勤務先によっては、社内融資や公務員共済などが利用できる場合もあります。
フラット35を利用する場合で、省エネルギー性やバリアフリー性、耐震性など優れた住宅を取得する場合には、金利がフラット35よりも優遇される「フラット35S」が利用できます。フラット35Sを利用するためには、フラット35の技術基準に加えて、フラット35Sの技術基準にも適合していなければならずハードルは高いですが、利用できればフラット35よりも低金利となります。
このように、住宅ローンは借入先や商品の種類などによって、その内容が大きく異なります。また、同タイプのローンでも、キャンペーンや優遇金利などによっては、適用金利に大きな差が生じる場合もあります。さらには、借り入れ希望者の収入や年齢、取得する住宅によっても借り入れ可能なローンが異なります。
住宅ローンの特徴をよく理解したうえで、最適なローンが組めるように出来ると良いでしょう。
□金利について
また、住宅ローンですと固定金利と変動金利で迷われる方も多いかと思います。
・固定金利
固定金利は変動水準が固定されているものをいい、その代表的なローンに住宅金融支援機構の「フラット35」があります。
固定金利は金利が固定されているので、返済計画が立てやすいというメリットがあります。
・変動金利
一方、変動金利は短期プライムレートや長期プライムレートなどの銀行間の取引の基準に連動して随時変動する金利です。なお、一定期間のみ固定金利で、期間終了後に再度固定金利か変動金利かを選択できる固定金利選択型のローンもあります。
通常、固定金利は変動金利よりも借入時点では金利が高いのですが、金利の上昇局面や低金利時には有利といわれています。これに対し、変動金利は金利下降局面で有利といわれております。
なお、一般に、借入期間が短いほど、金利は低く設定されるため、同じ金利タイプのローンでも、借入期間によって利率は違ってきます。過去の金利推移を見てみると、変動金利はバブル期に8.5%を記録してますが、その後、急激に下降し、以後ずっと2%台を維持しています。
しかも、実際には金利優遇が受けられることが多く、優遇金利は1%前後というケースも多いため、ローン選択時には変動金利を選ぶ人も多いです。なお、変動型の場合には、通常、半年毎に金利が見直されますが、多くは金利が見直されても毎月の返済額は5年間変わらず、返済額アップも従前の1.25倍が限度となります。固定金利選択型は固定金利終了後に返済が大幅に増える危険性があるのに対し、変動型は返済額の急激な上昇リスクは回避できます。
しかし、これはあくまでも元金と利息の割合が変わるだけで、金利の支払いが免除されるわけではありません。つまり、金利が上昇して利息が増えた分だけ元金の返済額が少なくなってしまいます。そして、利息の額が毎月の返済額を超えると、未払利息が発生し、返済しても元金が減らない事態に陥ることになります。
このように変動型は金利上昇リスクがあるため、余裕のある人のみが選択すべきかと思います。
住宅ローンを組む際に、どれを選べば良いか事前に調べておくと良いと思います。
融資を受けた後にプラン変更をしたくて借換えをするにも、お手続きが面倒だったり、手数料もかかってしまいます。
住宅購入時には住宅ローンもとても重要な事項となりますので、ご不明な点はエージェントにお尋ねいただけると良いかと思います。
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