住まいのコラム
地盤のチェックはこうやってする
2018年02月10日
地盤の悪い地域だと知らずに購入して、数年後に窓が開かないとか、扉がぴったり閉まらないなどとなったら嫌ですよね。
日本は地震大国ですから、いつ地震による液状化や地盤沈下等が起きるかわからないので、購入を検討する際は自分でもどんな地盤の地域かをチェックしましょう。
では、どのように中古の戸建てを購入する場合、その土地の地盤はどのように確認すればよいのでしょうか。
・今建っている住宅が築浅の場合、新築するときの地盤調査をした地盤調査報告書があるかもしれません。仲介業者に確認してみてください。
・近隣での地盤調査データがないか役所で確認する方法があります。もしくは、地盤調査会社によっては近隣の地盤調査データを教えてもらえる(有償が多い)こともあります。ただ、地盤は、同じ敷地内であっても強さが異なることが多いので、近隣のデータはあくまで参考にする程度です。
・下記のような地盤についてのサイトの利用。
<地盤サポートマップ>https://supportmap.jp/
住所を打ち込めば、地震時の揺れやすさ、液状化の可能性、浸水の可能性、土砂災害の可能性等が簡単にわかる防災情報の簡単なレポートまで作成してくれます。
また、昔の航空写真や昔の地形図、治水地形分類図まで見れるので、大変便利です。
皆さんもご活用下さい。
・建っている中古住宅の建物や外構などに軟弱地盤が要因と考えられるような症状が出ていないか確認することです。
基礎や外壁、またはブロック塀などに大きなひび割れがないか、建物が傾いていないかといった症状を調べることです。
ただ、これらはあくまで症状ですので、これだけで軟弱地盤がどうか判断することは出来ませんが、購入するうえでは大いに参考になるといえます。
中古住宅は、建物の劣化具合なども心配されるため、購入前に「建物インスペクション」をお勧めしています。
関係のありそうな上記の症状がないかどうかを建築士に一緒に診て頂くことでも安心して購入できます。