住まいのコラム
屋根裏部屋とロフトとの違い
2022年07月24日
さいたま市での不動産の売却・購入から居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。
屋根裏部屋とロフトとの違いについて家族に質問されましたので調べてみました。
屋根裏部屋(小屋裏収納)とは
屋根裏部屋とは、天井と屋根の間のスペースを活用して作られた空間で、基本的には居室の一部ではありません。
よく見かけるのは、天井に開け閉めできる扉があり、折り畳み式の梯子(はしご)がついているタイプです。
別名「グルニエ」とも呼び、建築基準法によって定義されています。
「面積は下の階の2分の1未満・床から天井までの高さが1.4m以下」というルールがあります。
※部屋としてはみなされないため、建ぺい率や容積率の計算に含まれません。
ロフトとは
ロフトは、部屋の一部を二層にした場合の上部のスペースを指しています。
固定式の梯子を設置することも可能なので、生活スペースとして活用するケースが多いです。
・屋根裏部屋を収納スペースとして活用する
固定式の梯子が置けないことを踏まえ、めったに取り出さないものを収納しておくといいでしょう。
たとえば、子どもの衣装や季節の衣類、冷暖房器具や時期的に使わないものなどです。
また、屋根裏部屋に行く時間帯が昼間だけとは限らないので、照明器具を設置しておくとより便利になります。
・屋根裏部屋を子どもたちの遊び場として活用する
居住とは別空間で秘密基地のような魅力も秘めているので、絶好の遊び場にもなります。
子ども好みの床材や落書きできる壁にするなど、自由な空間でのびのびと育ってくれるような空間をつくることができます。
・屋根裏部屋を寝室として活用する
屋根裏部屋を寝室として活用する場合は天井に近すぎると圧迫感が強く安眠できないという方には不向きとなります。
寝具や部屋に置く家具などを低めに統一すると、一体感も生まれ、間接照明を使いリラックスできる空間づくりしてみてはいかがでしょうか。
・屋根裏部屋を趣味の空間として活用する
大人が使う場合は座って本を読んだり寝転んだりしてリラックスしたり趣味のグッズを置いて自分の時間を楽しむような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
活用方法はいろいろありますがデメリットもありました。
屋根裏部屋のデメリット
収納スペースとして活用する場合
屋根裏部屋の出入りには梯子を使う必要があり、重いものや大きいものを持って移動するのは危険です。
収納する際の負担が大きいと徐々に使わなくなり、デッドスペースになってしまうこともります。
軽いものや出し入れが頻繁でないアイテムを収納するのがおすすめです。
熱や湿気がこもりやすい環境なので熱や水分に弱いものを置くのも避けたほうが良いでしょう。
居住スペースとして活用する場合
寝室や子どもの遊び場、趣味などの部屋の居住スペースの一部として活用するのであれば、快適性が重要です。
天井が近いことで外気の影響を受けやすいので、夏は暑く冬は寒い空間になっています。
どんな季節でも快適に過ごせるように、屋根や壁に断熱材を導入したり、換気できる窓を設置したりする必要があります。
いかがでしょうか。屋根裏部屋とロフトの違いと活用法の違いがわかると取り入れる選択肢がふえてきます。限りあるスペースを有効に使うためにはどのように部屋を使うかしっかり検討する必要がありました。
お住まい探しの参考になれば幸いです。
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