住まいのコラム
海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 【ローン正式審査~決済編】
2017年11月02日
皆さんこんにちは、橋本です♪
「海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し」今後6回にわたって、売買契約後の手続等についてご説明したいと思います。ローン正式審査~決済編の1回目となる今回は、全体像をご説明したいと思います。
海外赴任中は、頻繁に日本に帰ってくるわけにもいかないでしょうから、限られた帰国のタイミングで、できるだけまとめて手続きを進めていきたいものです。このシリーズのはじめの方の記事『海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 2【全体スケジュール 編 2/2】』で、下記A~Cまでは、一度の帰国のタイミングでまとめて手続を行う必要があります、と書きました。それと、詳細は後述しておりますが、この帰国の前に、赴任先で在留証明や署名証明を取得しておくと、後々の手続きがスムースに進みます。
≪一度の帰国でまとめて行なう手続き≫
A.内見 ↓(同日)
B..買付申込み ↓(2~7日後) C.重要事項説明・売買契約 ↓(1~1.5ヵ月後) D.決済(=融資実行=所有権移転=物件引渡=売買残代金支払い) ※決済の1週間前までに金銭消費貸借契約締結。
今回の「ローン正式審査~決済編」編では、その後の手続きをご説明していきます。Cの直後に行うべき手続きもありますので、ご注意ください。つまり、上記の帰国のうちに済ませておくべきことです。
上記のフローでは、C~Dの間が簡単に書いていますが、細かく書くと、以下の手続きが必要になります。
C.重要事項説明・売買契約
↓1.住宅ローンの正式審査申込(複数の銀行にお申込みされる方のほうが多いです)
↓2.各種証明書取得(耐震基準適合証明書、かし保険付保証明書、フラット35適合証明書)
↓3.火災保険の検討と加入手続き
↓4.住所移転と住民票、印鑑証明書取得
↓5.金銭消費貸借契約(=住宅ローンの契約のこと)
D.決済(=融資実行=所有権移転=物件引渡=売買残代金支払い)
手続しなければいけないことが結構ありますね。
このうち、4~Dまでは、一度の帰国ですませると効率がいいです。3.火災保険は、インターネットで手続きが完結できる保険会社を使うと便利です。ご自身だけでは難易度が高いのが、2.各種証明書取得です。リニュアル仲介であれば、この部分はエージェントがお客様に代わって種々の手配をさせて頂いておりますが、他の不動産会社さんの場合には、お客様ご自身で手続しなければいけないことも珍しくありません(むしろそれが普通です)。“売買契約から決済まで1.5ヵ月もあれば十分”と油断していると、後々あせることになりますので、余裕をもって準備を進めていきましょう。
リニュアル仲介では、このようなことについても適切にアドバイスさせて頂きながら、お客様のお住まい探しをお手伝いしております。住宅購入を検討の方は是非ご相談下さい。
次回は、上記1の手続きについて、説明していきたいと思います。
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