住まいのコラム
相続した不動産の賢い売り方
2017年05月02日
こんにちは。くさの工務店です。
今日は、不動産相続についてのお話しです。
先日、相続で取得した土地のご売却手続きをお手伝いさせていただきました。
その方が曾祖父から相続した土地でしたので、相続人は総勢14名!
相続人のうち80代以上の方も多く、お住まいのご住所も北は北海道、南は岐阜までとバラバラでした。
お近くにお住まいの方が代表者となり手続きを進めていき、買い手も見つかり、さあ引渡しとなった時点で問題が・・・
原則、最後の引渡しの際には所有者名義人全員のご出席が必要です。しかし遠方なうえにご高齢の方も多く、また全員の予定が合う日の調整はとても不可能です。
結果、書類の郵送や、事前の面談で対応することになりましたが、人数が多いのでそれだけでも費用が嵩んでしまいました。
このようなケースでは、相続をする時点で「換価分割」という方法を用いることがとても効率的です。
「換価分割」とは、遺産分割協議をする際に、全員で土地を相続するのではなく、「売った代金」を全員で相続する、という遺産の分割方法です。
不動産の名義については、便宜上、代表者一人の名義にしておくことで、売却などの手続きについて柔軟に対応することが可能になります。
ただ、代表者一人の一存で売却先や金額、日付を決めてしまえるので、信頼できる代表がいるかもとても重要です。
知っているか知らないかで、その後の手間や費用に差がでてくるのが不動産相続です。
お住まいについてのお悩みは、お気軽にくさの工務店までご相談ください!
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