住まいのコラム
空き家問題を考える①
2015年03月07日
こんにちは、草野です。
さて、今日はちょっと重い話です。
もし、あなたの実家が空家になった時、あなたはどうしますか?
選択肢としては
①あなたを含めた子どものだれかが住む。
②そのままあるいはリフォームして賃貸に出す、または解体後駐車場や倉庫などどで賃貸に出す。
③売却する。
となります。
このように文章で書くと簡単ですが、実際にはこの空家問題はそう簡単にはいきません。
空家を放置することは、周辺住民にとっては良くないことばかりです。
なぜなら、常に危険と隣り合わせだからです。
不法投棄によりゴミのたまり場になり、周辺に悪臭を漂わせます。
また、放火のターゲットになりやすく、住民がいないぶん気づくのが遅くなり、隣家への延焼などの恐れがあります。
不法侵入者が住居として使うケースなどでは、それこそ周辺住民を怯えさせます。
さらに、手入れのされていない家はあっという間に傷み、地震などで倒壊する危険があり、これもまた周辺住民に被害が及びます。
こうなった場合、所有者は賠償責任を求められることが十分にあります。
では、なぜ空家が増え続け、社会問題になっているのでしょうか?
次回は、その実態についてです。
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