住まいのコラム
窓を工夫して、光と風を取り入れる
2022年01月24日
さいたま市南区、緑区、浦和区での土地探しから、居住後のアフターケア・リフォームまでワンストップのくさの工務店です。
採光の大切さやポイント,役割を調べました。
日差しが入るということは、ただ部屋が明るくなるだけではありません。
湿気が減って室内環境が良くなる、照明をつける頻度が減ることで光熱費が抑えられるなどのメリットも考えられます。
(日差しがよく入る部屋に住んでいると生活リズムがよくなって、睡眠不足や気分がふさぎ込むことが少なくなると言われます。)
■採光を考えて建てたのになぜか暗い
採光を考慮して設計し、有効採光面積を十二分に満たしていても、なぜか部屋が暗くなってしまう場合があります。
有効採光面積は方角の規制には関係ないため、太陽の通る方向ではない北側に窓をつくる場合と太陽が高い南側に窓をつくる場合では明るさはかなり違ってきます。
具体的に夏や冬のことを考えながらどこまで陽射しが入るのか考えながら、部屋の明るさも考えて窓の配置にも工夫が必要があります。
■採光計画考え方
家を建てるときやリフォーム時には、どのような考え方に基づいて窓を配置すべきでしょうか。
・明るさと快適さのために、日差しを採り入れる窓は必要です。
・大きな窓をたくさんつくればいいわけではありません。
・その空間に必要な明かりを用意することを採光計画の基本にする。
・部屋の用途や方角に合わせて、必要なだけの窓をつくる。
例えば、夜しか使わない勉強部屋だと北向きでも良いですし、外から騒音や冷気が入り過ぎないようにあえて小さめにすることもあります。また、最近問題になるのは暗さよりも『光が入り過ぎること』。私がインテリア相談を受けたお客様からは、『西日が入って暑い』『南側の天窓の日差しがきつい』『東側から入る夏の朝日がまぶしすぎる』といった悩みも多く伺います。窓をつくりすぎて『家具が置けなくなった』『冬場寒すぎる』『外から見えすぎる』といったケースもあります。西側の壁にはあえて窓をつくらない、または、小さな窓にすることも多いです。
その部屋に、どんな自然光を、どれだけ採り入れたいのか、しっかり考えることが大事なことです。
■浴室・トイレの窓
浴室の窓は結露やカビが起きやすいことや、サッシの掃除の手間、壁よりもどうしても断熱性が低くなるというデメリットもあります。
窓を設置しなくとも浴室の湿気は、浴室の換気扇を稼働してドアの通気ガラリから空気を入れれば十分取れるため、
最近はあえて浴室に窓を設置しない間取りも増えていますので、使い方に応じて選択しましょう。
トイレに窓があるメリット
・使用直後に空気の入れ替えをしたいとき便利
・日中は採光が取れる
・閉塞感が緩和される
トイレに窓がないメリット
・断熱性が上がりヒートショックのリスクを減らせる
・トイレの間取りの自由度が上がる
・防犯が上がる
・窓設置分のコストを減らせる
■小さい窓のメリット・デメリット
最近人気の、ファザード(正面)の窓が少ない、または窓が小さい家。
窓の少ない家は、正面道路や周辺の家からの見え方に配慮しやすいほか、デザイン的にシンプルでおしゃれに見えるというメリットがあります。
ただし、外からの見えにくさやデザインを優先しすぎて窓を少なくすると、採光が取れずに暗い家になったり、風通しが十分でなくなったりする可能性があります。玄関やファザードの窓は設計者とよく相談して、快適性が得られるかどうかを第一に考えて決めましょう。
プライバシーに配慮する場合、高窓やスリット窓を活用する方法もあります。
窓の位置や大きさ、設置場所によっていろいろ変わってくるようです。
自分の思い描いている部屋を具体的して専門家に相談しながら決めて行く事をおすすめいたします。
~人生に愛すべき住まいを。~
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