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スタッフブログ:月別: 2017年12月

インスペクション結果を購入判断材料に活用

2017年12月05日

インスペクションの結果、雨漏りが指摘され、物件の購入を見送ることになりました。

Nさんがはじめに絞り込んだ物件は、昭和62年築の木造2階建て住宅でした。
閑静な住宅街で、最寄り駅まではバスで6分とまずまずの立地。
ウッドデッキが特徴的な物件でした。

さっそく建築士によるインスペクションを実施したところ、雨漏れが発見されました。
この物件は売主が宅建業者の再販案件だったため、雨漏れ特定のための調査を依頼したところ、
売主である宅建業者から断られてしまいました。
また、この物件の特徴であるウッドデッキ部分が最大の弱点で、建物が著しく不整形のため、
大掛かりな耐震改修工事が懸念され、基準を満たす工事が現実的なコストでは実現できないことが指摘されました。
結局、雨漏れの原因が特定されない限りは買うことができないと判断、この物件の購入を見送ることになりました。


続いてNさんが見つけた物件は、1件目より少し狭いのですが、最寄り駅まで徒歩圏内で、
バスを利用すれば主要ターミナル駅へのアクセスも可能な好立地の物件でした。
平成10年築のまだ新しい物件で、数年前に外壁・屋根の塗装工事済みの物件でした。
建築士によるインスペクションの結果、指摘されたのは、基礎のひび割れと外壁コーキングの劣化程度で、
それほどお金を掛けなくても改修が可能と判断されました。


Nさんがこの物件を購入する上で実施したリフォームは上記の劣化改善の他にはクロスを交換した程度。
思ったよりも改修コストを抑えることができました。

物件購入を見送るという決断は一見遠回りをしているように思えますが、
程度の悪い物件を掴まされるのに比べたら何の問題もありません。
Nさんのように更に良い物件と巡り合うこともあります。
中古住宅の状態は家屋によって様々ですので、売買契約を締結してから考えるのではなく、
建築士によるインスペクションの結果を購入判断材料に活用することが、失敗しない中古住宅購入では大切だと思います。

危険な場所は 地形図で見分ける

2017年12月05日

台風や大雨、地震等による「土砂災害」「洪水」等、昨今自然災害が相次いでいます。
災害は一瞬にして尊い家族の命や貴重な財産を奪ってしまうなど、甚大な被害をもたらします。
土砂災害や水害は地形からある程度危険度を推測することができます。
住宅購入時には検討エリアのハザードマップや地盤の情報を確認しましょう。

「洪水ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」に該当していないかを確認してみましょう。
住宅購入時には検討エリアのハザードマップを確認することが不可欠です。
(国土交通省ハザードマップポータルサイト https://disaportal.gsi.go.jp/ )
日本は災害大国なので、被災して人生に大きな影響を及ぼす可能性を検討せずに住宅購入を進めてはいけません。
例えば、洪水ハザードマップの浸水予想図で、浸水予想深が1mを超えてくるようなエリアは避けた方が良いと言えます。
もっと危険度が高いのは「土砂災害警戒区域」。
特に土地の起伏の激しいエリアは要注意です。

「土地条件図」「地水分類図」など地形図を用いて土地歴を調べましょう。
地形図の中には、国土地理院の「色別標高図」や「土地条件図」や
「治水地形分類図」など様々な種類があります。
「土地条件図」は、防災対策などを目的に主に
地形分類(山地、大地、低地など)について表示したものです。
液状化などの地震時の災害危険性を確認できます。
「治水地形分類図」は、治水対策を進めることを目的に、
国が管理する河川の流域のうち主に平野部を対象として、
扇状地・自然堤防・旧河道・後背湿地などの詳細な地形分類及び河川工作物等が盛り込まれた地図です。
洪水など水災の危険性を確認することができます。
また、昔の地図や航空写真なども一緒に比較すると、
かつて川であったとか、田んぼであったとか、工場であったなど、様々なことが分かります。
購入物件が絞られてきたらそのエリアの地歴を調べておくことをお勧めします。


土地情報の検索には「今昔マップon the web(http://ktgis.net/kjmapw/)」というサイトが便利です。
現代の地図と昔の地図を並べて同じ画面で比較でき、
さらに「土地条件図」や「治水地形分類図」といったようなものも表示できるので、
災害の危険性を効率よく調べられます。

住宅購入は防災対策の最大のチャンスです!
災害危険性がなるべく少ない地域を選択することが有効な防災対策です。
既に家を持っている方は簡単に住みかえができないため、
別の対策にお金をかける必要があるのですが、
これから家を買う方があえて災害危険性の高いエリアを選択する理由はありません。
住宅購入という防災対策の最大のチャンスを無駄にしてはいけません。

日本は災害大国です。
自然災害の可能性がまったくない立地は存在しないと言われています。
防災対策は災害危険性をいかに減らす選択をするかが大切です。
例えば地震被害に備える場合、なるべく強い地盤のエリアを選択し、
家屋が十分な耐震性能を確保していれば、
被災するリスクをかなり抑えることができると判断できます。
弊社では建物の性能はもちろん、
その土地が持つリスクについても積極的にお調べして情報開示いたします。
お気軽にご相談ください。

おススメ物件

2017年12月04日

金子です。

今日は浦和区常盤のおススメ物件をご紹介します。

北浦和駅徒歩13分の好立地

常盤で価格は何と4180万円からです!!

常盤でこの価格帯はほぼありません!!

 

南向きのため日当たりもとてもいいです。

 

こちらの物件はいつでもご見学できますので、お気軽にお問合せください。

 

新築戸建のことなら金子まで。

お好きな間取りに出来ます♪

2017年12月03日

こんにちは、大内です。

先程妻からラインがあり、5か月の長男が寝がえり成功した!との事♪

日々成長しているようでうれしい限りです。

さて今週の耳より情報は、中浦和駅徒歩5分の新築一戸建てですが、

『お好きな間取りにしても良いよ♪』

との売主様からの連絡がありました。

カラーセレクト、グレードアップだけでもうれしいのに、

ここまでくると注文住宅です!

ぜひ一度現地と参考建物を見てみてください♪

ではまた!

 

値下がり物件情報♪

2017年12月02日

皆さんこんにちは、橋本です♪

本日は値下がり新築戸建て情報です♪

南区大谷口、2階建、東浦和駅まで徒歩13分の好立地♪

サミットや向小学校まで近距離のおすすめ物件です♪

価格がなんと3380→3180万円に下がりました!!

これは買い時です♪

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気になる方は、橋本宛に是非お問い合わせください♪

築50年の家に耐震改修を行うメリットはあるか?

2017年12月02日

先日お問い合わせがあった事例です。住宅の耐震化の難しさを改めて実感しました。

まず築何年であろうとも自宅の耐震化は必要です。
日本は地震大国なので万が一でも倒壊しない耐震性能を確保することは非常に重要です。

さてお問い合わせの事例です。

築50年、床面積50㎡に満たない木造戸建て住宅を現金で購入される場合で、
耐震改修を行うメリットはあるのか?という相談でした。
現金購入であり、建物の広さから住宅ローン減税などの恩恵は受けられません。
慌てて耐震改修を行うよりも、旧耐震物件なので、
自治体の耐震改修の補助を受けた方がメリットは大きいかもしれません。

お問い合わせで感じた違和感は、地震に備えて耐震改修ではなく、
金銭的なメリットを得るための耐震改修だったということです。
国・自治体による耐震改修の補助は様々ありますが、
自己負担を伴うため、耐震改修を実施して得することはあまりありません。
(住宅ローン減税など例外もあります)

地震が来た時の損失を考えると、耐震改修を行った方が良いと言えるのですが、
やっかいなのは地震はいつ来るかわからない、という点です。
いつ来るかわからない地震被害より、目先の改修費用の方が具体的なので躊躇してしまうようです。

中古住宅購入時に耐震改修を行うのが最も良いタイミングだと思うのですが、
今回のお問い合わせのように、既に購入する物件を決めてしまって、
資金計画も固まった状態から耐震改修を検討するのは、
所有している人が耐震改修を行うのとあまり変わりありません。
物件購入にあたって耐震診断で改修費用を算定し、
耐震改修費用も含めて住宅ローンを検討しないと改修費用の問題をクリアすることができません。
中古戸建てを購入する場合は、耐震改修にお金がかかるという前提で取引を進める必要があります。

最後に防災の話をします。
防災では被害にあうことを前提に物事を判断することが大切です。
今回のテーマは耐震なので、もし大きな地震が発生したら、といろいろ検討し準備を行います。
地震防災を考える時に注意が必要なのが、
多くの方が「自宅は大丈夫」と根拠なく想定してしまうことです。
従って地震防災と聞くと、避難グッズの準備を真っ先に思い浮かべてしまうのです。
(家具の転倒防止を思いつく人もいますが、これも家が倒壊しないことが前提となっています)
大地震のリスクは家屋が倒壊して資産を失うことではありません。
家屋が倒壊するということは、地震によって家族が命を失うリスクを負うということです。
だから住宅の耐震化は絶対に必要なのです。

日本の法律では住宅の耐震化は義務ではありません。
ということは家屋の責任を家主が負うということです。
万が一の時のやり場のない怒りと後悔に苛まれることを考えれば、
耐震改修コストをどうやって捻出するかという問題は、それほど重要でない、
解決の可能性がたくさんある、そんな程度の問題だと思います。

知っている人だけが得をする。固定資産税が安くなる方法

2017年12月02日

不動産を所有している場合にかかる税金が固定資産税・都市計画税です。
固定資産税等は、土地の面積や種類に応じて計算され、毎年納税通知書が発送されてきます。

普段はあまり丁寧に見ることはないかもしれませんが、
この税通知書をご覧いただくと、私道部分については記載がないことに気づくかもしれません。
道路部分については、固定資産税等は課税されないことになっているのです。
一方、私道持分は所有していないが、宅地の一部にセットバック部分があり、
道路に供されている場合はどうでしょうか?

実はこのセットバック部分も、固定資産税等が減免されるケースがあります。
登記簿の面積と納税通知書の課税地積にズレがある場合は、
このセットバック部分が非課税分となっている、と判断できます。

ところが、実際にはセットバックしているのに、
土地全体に課税がされてしまっている場合もあります。

課税している側のミスではありません。
道路部分を非課税とするためには、ご自身で減免の申請をする必要があるのです。
自動的には固定資産税等は減免されないのです。

参考<東京都主税局>

http://www.tax.metro.tokyo.jp/shisan/info/dorohikazei.pdf

「非課税になるから申請した方がいいですよ」とは教えてくれないのですね。
減免制度を知っていると知らないとでは、大きな違いになります。

弊社では、ちょっとした不動産の知識や減税の手続き等も含めて、
丁寧にお客様へご説明するよう心がけています。

失敗しない不動産購入をするためにも、くさの工務店へご相談ください。

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