3階建てが駅近くに建設されやすいワケ
3階建て住宅は、駅に近い場所やバス通りに面した場所などに建設されやすいです。
閑静な住宅街には建設されにくく、比較的繁華な場所につくられやすいわけです。
理由は建物を建築するための条件が厳しい場所(閑静な住宅街=第一種低層住居専用地域)には建設されにくいためです。
駅に近い場所には「商業地域」や「近隣商業地域」に指定され、"商業系"と呼ばれる場所があります。
「住宅地としての落ち着き」ではなく、「商店やオフィスビルが集まって活気がある」ことを第一に考えられ、建物に関する規制も緩い場所です。
さて、ここに「駅に近く、便利な場所にマイホームを買いたい」と考える人がいたとしましょう。
マンションではなく、一戸建てのほうがよいと思っているその人が、駅に近い場所で割安な一戸建てを買おうとすると、3階建ての建売住宅はうってつけの物件となります。
予算が限られているから、駅の近くは総じて土地の値段が高いので広い土地は買えません。
20坪とか25坪までの土地が予算の限界になります。
決して広い面積ではないが、3階建てならば、必要な部屋数を確保でき、そして、駅に近い繁華な場所は高さに関する規制などが緩いので、3階建てを建設しやすいというわけです。
つまり、駅に近い場所は3階建てが建設されやすいし、それを求める客も多いです。
だから、駅に近い場所やバス通りに面した場所など繁華な場所に3階建て住宅が建設されやすいわけです。
3階建てで覚悟しなければならないこと
LDKは日当たりのよい2階に配置し、3階に寝室や子供部屋を設置します。
そうなると、キッチンで料理をつくりながら洗濯機を回すと、2階・1階をめまぐるしく行き来しなければなりません。
主婦だけでなく、家族全員階段の上り下りが増えます。
例えば、朝起きて顔を洗い、着替えをして食事をするという作業を行う場合、3階→1階→3階→2階という動きになります。
頻繁に利用する階段が急なので、足を踏み外して滑り落ちる危険もあります。
事実、3階建て住宅に住む主婦の多くが「よく落ちる」といいます。
さらに、「足が太くなった」と嘆く主婦の方もいました。笑