住まいのコラム
土地の相場を知りたい
2018年02月23日
一般の人が正確な地価相場を知ることは簡単ではありません。
そこで、一般の人には分かりにくい土地の取引価格に対して、適正な指標を与えるために作られた「地価公示」制度があります。
毎年1月1日現在の正常な地価を判定し、3月下旬ごろ国土交通省から発表される公示価格から、地域の地価の相場を知ることが出来ます。
一般の住宅地の場合、周辺の標準地の公示価格を調べることによって地域の相場を知ることが出来ます。
公示価格は地域の地価相場を把握するのに便利な指標ですが、地価は地域の相場だけではなく、その土地の形状や地形や道路付けなどの個別的な要因により大きく変化するため、公示価格によって知ることのできる地価の相場も一つの目安として考える必要があります。
地価相場を知る申しとるの方法として路線価があります。
路線価とは、国税庁が相続税や贈与税などの課税の為、都市部の道路ごとに国税局長が決定した土地の単価の事で、1㎡あたり数千円単位で表示されており、その道路に接する土地は、相続税等の課税上、この単価を基準に評価されます。
路線価は、公示価格と違い購入したい土地が接する道路の単価がそのまま出ている為、道路ごとの微妙な地価の差が単価に反映されます。そして路線価は、公示か価格の概ね80%が目安となっているため、路線価を0.8%で割り戻せば、その土地の「おおよその相場」を知るこが出来ます。
但し、公示地価・路線価ともおおよその相場を知る上では参考になりますが、土地の「実勢価格」は、周辺地域の地価トレンドや個別の取引事情などにより、どうしても差がうまれるということは理解しておきましょう!
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