住まいのコラム
「ロジック+捨て物件見学」で、家探しを効率的に進める方法。戸建て希望の方は必須の知識です!
2016年03月13日
まだ家探しを始めたばかり。不動産ポータルサイトで目についた物件を、勇気を出して見に行ったものの、結局良い物件なのかがよくわからない...
それもそのはずです。普通の方は、自分自身でも希望条件の優先順位がおぼろげで、どのように物件の良し悪しを判断していけばよいのか、よくわからないからです。もちろん、理想の住まい像は持っています。でも、理想を100%合致する物件は、ビックリするほど高かったりして、結局迷宮に迷い込んでしまいます。
そんな方には、「ロジック+捨て物件見学」をお薦め致します。遠回りのようで、実は近道です。まず、どのような方でも「エリア、予算上限、駅徒歩○分、広さ」の条件は何となくイメージがあると思います。この諸条件の優先順位を効率よく自分で認識していくために、後述する、一定のルールに基づいて物件をピックアップして見に行きます。
この方法には「三つのコツ」があります。
一つ目のコツは、行政で定めている「用途地域」に、上記希望条件を関連付けて物件を見に行くということです。以前に、『夢のマイホームは、本当に夢の中にしかない可能性があります...
用途地域によって、街並みや建築できる建物の様子が随分と変わります。
希望条件の一つである、駅から徒歩○分という条件の範囲内に、どのような用途地域が存在しているのかを、きちんと認識する必要があります。
そして二つ目のコツは、“全て新築”だけで“予算上限の価格の物件”をピックアップするということです。売りに出ている戸建てには新築も中古もありますが、中古の物件は、建物の劣化があったり、売主さんが住んでいて荷物や家具が残っていたりと、「用途地域と希望条件」以外の要素が色々と混じってしまい、これから希望条件の優先順位を決めようとしている段階では、複雑になり過ぎてしまうからです。
最後に三つめのコツは、物件をピックアップする過程では、真剣に購入する物件を探してしまうのではなく、ルールに合致した条件かどうかで選別していくということです。
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