住まいのコラム
すまい給付金、お忘れではないですか?
2015年11月24日
すまい給付金、お忘れではないですか?
業者によるリフォーム済み物件を購入された方、お金が戻ってきますよ!
すまい給付金とは、消費税率引上げによる住宅取得者の負担を緩和するために創設された制度です。
住宅ローン減税は、支払っている所得税等から控除する仕組みであるため、収入が低いほどその効果が小さくなります。
すまい給付金制度は、住宅ローン減税の拡充による恩恵が少ない収入層に対して、
住宅ローン減税とあわせて消費税率引上げによる負担の軽減をはかるものです。
このため、収入によって給付額が変わる仕組みとなっています。
要するに、年収が低いほどもらえる金額が多くなります。
逆に、年収の多い方はもらえないことも…
すまい給付金は住宅の引渡しを受けてから1年以内に申請しないと無効になってしまいます!
引渡し後は引越しやら役所手続きやらで何かとバタバタしてしまうもの。
ついつい後回しにして忘れていませんか?
●対象要件(中古住宅、住宅ローン利用の場合)
・売主が宅地建物取引業者であること。
→売主が個人の場合は、そもそも消費税が非課税なので対象外です。
売主が個人なのか業者なのかは、売買契約書に書いてあります。
・床面積が50平米以上であること。
→共同住宅(マンションなど)の場合、壁の中心線による面積である壁芯寸法ではなく、実際の床面積である内法寸法となります。
・現行の耐震基準、及び一定の品質が確保されていること。
→下記の条件のいずれかに該当していればOKです。
1.既存住宅売買瑕疵保険へ加入した住宅
2.既存住宅性能表示制度を利用した住宅(耐震等級1以上のものに限る)
3.建設後10年以内であって、住宅瑕疵担保責任保険に加入している住宅or建設住宅性能表示を利用している住宅
いかがでしょうか?該当されていませんか?
準備する書類も、一部聞き慣れないものがありますが、契約の際にお手伝いをしてくれた不動産事業者から渡された書類の束を見ると入っているかと思いますよ。
ご不明な場合は、お久しぶりに担当の方に連絡を取って聞いてみてくださいね。
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