一戸建て選びのポイント
一戸建て選びのコツとは
一戸建ての魅力は庭があることに集約されるといわれます。マンションなど集合住宅の合理性にも魅力がありますが、独立した家を持つことの満足感は一戸建てならではのものといえるでしょう。まずは一戸建ての特徴を理解しておきましょう。一戸建ての入手方法には次のような形があります。
- すでに完成している住宅を購入する。
- 土地の造成が終わった時点でモデルハウスをみて決める。
大規模な団地では数タイプの住宅が用意されていることもあります。 - 造成地の中からまず土地を選び、家については希望や好みを入れて設計・建築してもらう。
- 中古住宅を購入する。
一戸建ての長所
- 趣味や用途に応じた庭のある暮らしが楽しめる。
- 土地・建物の所有がはっきりしており、マンションの共有持分・区分所有権などのように権利関係が入り組んでいない。
- 法律や条例で許される範囲内で、増築あるいは改築できる。
- 一戸ずつ独立しているから、音や振動によるトラブルが発生しにくい。
一戸建ての短所
- 屋根や土台、垣根など、住まいの手入れや補修にある程度の手間と費用がかかる。
- 入口のドアを戸締りするだけで出掛けられるマンションのような気軽さがない。
希望条件を明確にする
注文建築でさえ完成してみると気に入らないところが出てくるといいます。理想はあくまで理想として、どの程度の条件が満たされたら「購入する」かをあらかじめ決めておく必要があります。
中古住宅は希望や条件の幅を広げる
あとあと増・改築できる一戸建て住宅の場合は、中古物件を探してみるのも大事なことです。
中古ならそれだけ予算にゆとりができますし、もうひとつ条件の良い物件が手に入るかもしれません。
中古住宅を購入する場合は、将来の建て替えを考慮して、土地を主眼に家選びを進めることが大切です。
未来のライフスタイルも考慮して
条件をまとめるときは現在の生活だけでなく、将来、夫婦や子供たちの暮らしがどうなっているかも合わせて考えましょう。少なくとも5年先を考えることも必要と思われます。
手持資金はどのくらいあるのか、借入れ可能額はいくらか。購入後のローン返済金額などを計算し、およその見当をつけます。土地(更地)を先行取得する場合や中古住宅の場合、ローンが利用できない場合もありますから注意してください。
建築制限について
都市およびその周辺地域は、計画的に市街地をつくるために「市街化区域」と「市街化調整区域」と「非線引き区域」とに分けられています。市街化調整区域内は宅地化を抑制する地域ですから、原則として住宅は建てられません。
環境
建物の用途による制限のほか、建ぺい率、容積率、高さ、斜線制限などの形態の制限、敷地と道路との関係による 制限などがあります。
建物の用途による建築制限 | 市街化区域は基本的に12種類の用途地域に分けられており、それぞれ建てられる建築物と建てられない建築物が あります。 |
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建ぺい率、容積率制限 | 建ぺい率とは敷地面積に対する建物の割合、容積率とは敷地面積に対する建物の延床面積の割合をいいます。 すべての建物は定められた建ぺい率および容積率以内でなければなりません。 |
斜線制限 | 前面道路や隣地境界、北側境界から一定の斜線を引いて、その斜線内に建物が納まらなければなりません。 また、この規制に関連して、境界線からの後退距離(民法では50cm以上)、高さの制限もあります。 |
道路との関係による制限 | 敷地は原則として幅4m以上(一定の区域では6m以上。以下同じ)の道路に2m以上接していなければ建物は 建てられません。なお、幅4m未満でも特定行政庁が指定した道路については、通常、道路の中心線から2m(3m) 後退した地点が道路の境界とみなされ、建物が建てられます。 |
その他の制限 | 農地法、宅地造成等規制法、土地区画整理法、道路法、河川法などの法令や、都道府県・市区町村の条例による 制限があります。どのような制限があるか役所の担当窓口で聞いてみましょう。 |
くさの工務店では、一戸建てをご希望のお客様に対して、さいたま市南区、浦和区、緑区に関するエリア情報から、難しい建築制限に関するアドバイスまで、お客様のより良い家探しのお手伝いをさせていただきます。 是非ともお気軽にご相談下さい。
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