売約前の修繕・リフォームについて
売却前の修繕・リフォームは効果的?
よくこんな質問をする売主様がいます。実際のところはどうなのでしょう?
「原則的には不要」です。
その理由は、買主様は「中古物件」とわかって、
あなたの物件を見に来ているからです。
傷一つないピカピカの住まいを望む人は、中古物件を選択肢に入れません。
初めから新築を見に行くでしょう。
中古物件を買おうという人は、多少の汚れや傷があることは承知しています。
「リフォームしたほうが高く売れるのでは?」と思うかもしれませんが、リフォームするにはそれなりのお金がかかります。その分を上乗せして価格を上げると、逆に売れにくくなる可能性のほうが高いと考えるべきでしょう。
ただ、売主様として最低限すべき「メンテナンス」はあります。
簡単に言えば、「目に付く場所やキレイにできるところはキレイにする」のです。これをするのと、しないのとでは、内覧に来た人の印象が大きく変わります。 では、購買に結びつくためのメンテナンス、キレイにすべきポイントはどこにあるのでしょうか?
メンテナンス・確認箇所
- 全体の掃除
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掃除機をかけたり、雑巾がけをしたりなどのこまめな掃除は基本です。特に、リビングと水まわり、玄関、バルコニーは内覧の際に目に付くところ。普段からキレイにする習慣をつけて下さい。 マイホームの購入は家庭の主婦の意見が大きく反映されます。特に水まわりの汚さは購買意欲をそぐ大きな原因になりますので、気を遣うようにしましょう。中古であっても不動産は高額商品。たとえ古かったり、少々傷んでいたりする物件でも、丁寧に住んでいるのが伝わると、「この人から買うなら安心」と思うものなのです。
- クロスの汚れをタッチアップする
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クロスの部分的な汚れを補修する道具は、ホームセンターに行けば安価で手に入ります。素人でも簡単に塗るだけ、貼るだけで小さな傷くらいなら隠せてしまうので、是非補修しておいて下さい。
- 網戸や障子のチェック
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外気と触れる網戸は数年使うと、どうしても汚れてしまうもの。障子も子供がいるからと小さな破れをそのままにしていませんか?できれば売りに出す前にキレイにしておきたいものです。
- エアコンなどの設備
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売買契約の際には、大抵の場合、契約と同時に「付帯設備表」なるものを添付します。ここには、物件内の設備の有無と状況を明記しますので、売りに出すことが決まった時点で、一度すべての設備について問題なく可動するかチェックしておくと、トラブルが少なくなります。
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